Q1. ロルフィング®はどのくらいの頻度でうけるのがいいですか?
A. 筋膜の可塑性の変化や統合のプロセスのサイクルに合わせると最短で翌日、最長で2週間に1回以内が望ましいと考えています。ですので、計画するとしたら、月に2回ペースを目安に組まれることをお勧めいたします。
Q2. ロルフィング®のシリーズセッションを途中でやめることは可能ですか?
A. 事情もあることでしょうが、やめてしまうよりは、シリーズとしては完結させて頂くことをお勧めいたします。それでも途中で中止される場合は、シリーズの各節目ごとで行われる事が望ましいと思います。また、シリーズを途中でやめるよりはロルファー™を変えてシリーズは完結させて頂く方法があります。
中断したり、ロルファー™を変更をご希望の場合は、シリーズセッションの表層phase/深層phase/統合phaseのそれぞれの節目で切り替える流れとなります。
しずく堂ではそれを避けるために、”ロルフング体験セッション”を設けています。実際にシリーズとなると頻度やペースの組み方にもよりますが、少なくとも3ヶ月から半年のおつきあいとなります。その点も含めてロルフィング®のシリーズセッションをご検討いただければと思います。
Q3. 腰椎や頚椎にヘルニアがあるのですか、ロルフィング®は受けられますか?
A. セッションとして参加していただくことが可能です。ただし、症状を軽くしたりすることは保証することはできません。ただし、身体の構造や姿勢の統合によって、症状が変わらなくても全体として動きやすくなり、機能する身体となっていることを実感していただけています。そちらを得るためにセッションに参加していただけています。
Q4. 肩こりや背中の張り、身体のだるさがあるのですがロルフィング®で効果がありますか?
A. 最近では若い女性の方にも多い症状ですね。腰痛や手足の痺れなどと同じように、不調の症状自体は変わらないかもしれませんが、①重力線に対しての姿勢が整うこと、②動きに使うための筋肉・関節・筋膜とのコーディネーションが改善されること、③身体感覚への気づきが深まり、今ここでの身体の状態に気づきやすくなること、以上のことがもたらされることで症状はあっても動きやすい、いつもの動きに伴う苦痛のレベルが下がっていることはあります。そして、症状改善よりも、身体本来の機能や身体への気づきの感度を深めることや、日常での使い方の振り返りとペース確認を目的にセッションを受けられる方が増えてきています。
Q5. セッション中に『今、あなたの身体は、何を感じていますか?』と問いかけられますが、実際に知覚として感じていても、それにふさわしい言葉が見つからず、『なんとなく緩んだ感じ』などと表現してしまうのですが、他の人はもっと的確な表現をされているのでしょうか?
A. “まだ言葉にならない感覚”ということを体験していただくこと、身体で感じたことを言葉にしてみようとするその試みのプロセスがとても身体への認識を深め、知覚と動きと統合を導くのに大切なことと考えています。一人一人の身体の奥深いところからの表現はとても豊かなであることにいつも感心させてられています。
ロルフィング®は“身体に焦点をあてた気づきのワーク”という側面があります。人間の主観的な感覚は、「快」「不快」それ以外の「まだ言葉にならない感じ」があります。この「まだ言葉にならない感じ」に気づき充分に体感していただく事を大切にています。なぜなら「まだ言葉にならない感じ」は新たな可能性の種となるからです。
Q6. セッション中、眠ってしまうのは良くないでしょうか?
A1.「俺が寝ている間に、そっちでカラダをほぐしておいてくれよな」と、積極的に眠りに入ろうとされる…「寝ている間に魔法のように凄いことがもたらされるのよね」…などのスタンスでお考えの方は、残念ながら、しずく堂のセッションの対象としていません。
A2. 可能な限り、自分の身体を感じようとし続けていること。身体への感覚を切り離さずに、瞬間瞬間に起きている変化を知覚で追跡し続けてくださることをお勧めいたします。
理由1:セッション中では様々の変化が起こり、身体はそれを全て知覚しています。
それを、感じよういう気持ちを持ち続けて参加していただくと、脳と身体のつながりや定着がよりフィットしたものとなります。
理由2:それでも、突然眠りに落ちてしまう瞬間があります。そのことに気づけるようになることがとても大切なプロセスとなります。
そうすると、自分のパターンが見えてきます。「今日は疲れているから眠ってしまおうかなぁ〜」という声が聞こえてきたり、「それでも起きてなきゃだめよ」と叱咤してしまう声など自己内対話の声が聞こえてきます。すると、眠る眠らないの選択を自分で行えるようになり、その選択することが自分の身体と気持ちをより深く統合していくことにつながります
理由3:可能な限り身体の感覚を途切らせない気持ちでセッションに臨んでいただいて、それでも突然眠りに落ちてしまう時があります。その場合でしたらセッションの質や効果は損なわれずに保たれてる場合が多い傾向にあります。